高血圧症の方は早朝に血管への圧力が強くなるので注意

高血圧症は文字通り血圧が高くなった状態をいいます。具体的には、血圧が140/90mmHg以上になると高血圧症と診断されます。高血圧症は様々な原因によって発症しますが、近年問題となっているのが、食塩摂取過多や高カロリー食といった食生活の問題や食生活や運動不足などから起こるメタボリックシンドロームです。長期的に高血圧状態が継続してしまうと血管壁が傷つき、動脈硬化、血栓塞栓症、動脈瘤、出血などのリスクが高くなってしまいます。よってこれらを未然に防ぐために血圧管理が重要となってきます。
血圧管理をする上で重要なのは血圧の日内変動です。人によっていつ血圧が上がるのかは異なります。夜高くなる人もいれば朝高くなる人もいます。また一日中高血圧を維持する場合もあります。しかし早朝は特に血管への圧力が高くなりやすい時間帯です。その理由としてまず早朝は気温が最も低くなるためです。人の体は寒いと体温を外へ逃がさないようにするため表面積を小さくする傾向にあります。血管は収縮し、なるべく体温を逃がさないようにします。血管が収縮すると当然血管への圧力は高まります。こうして血圧が高くなるのです。また神経の働きも早朝に血管への圧力が高まる要因となります。早朝に起きると交感神経系が優位に働くようになります。そうすると血管は収縮し、さらに心臓からの拍出力が強くなります。そうすると血管壁への圧力は高まってしまうのです。
もし早朝に血圧が高くなりやすい場合には、その時に最も血圧が下がるように薬を服用することが理想的です。つまり就寝前に降圧剤を服用しておくと、早朝に最も効果が現れることが期待できます。
特に冬場の早朝は寒さも厳しくなり脳出血等のリスクも高くなるので血圧コントロールに注意しましょう。